3月16日(火)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)コアステーション3階ラウンジにおいて、ライスボールセミナーを開催した。
ライスボールセミナーとは、研究者間の研究交流を活性化することを目的に、分野を超えた情報交換の場として、研究者の研究内容紹介とフロアとのフリーディスカッションを行うもの。
毎週火曜日、12:15~12:45に実施しており、参加者はライスボール(おにぎり)やサンドウィッチを食べながら聴講する。
本年度は、立命館グローバル・イノベーション研究機構、総合理工学研究機構に所属する若手研究者(ポストドクトラルフェロー、研究支援者)が各々の研究成果を発表。
この日の発表者は、中尾尚史・総合理工学研究機構ポストドクトラルフェロー。テーマは「津波作用時の橋梁構造物に作用する津波外力とその設定法に関する研究」であった。
中尾さんは、スマトラ沖地震津波やこれまでの日本の津波被害を振り返りながら、東海・東南海・南海地震が発生すると10mを超える津波が発生すると予測。
現在、橋梁構造物における津波に関する設計基準は定められていないことから、津波の作用の仕方や橋梁物の安全性を評価するための検討を発表した。
参加者は約30名。発表後はフロアの研究者から複数の質問やコメントが寄せられ、活発な意見交換が行われた。
ライスボールセミナーは、2010年度も引き続き実施される。
当日の様子はこちら。
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/5502/date/3/year/2010