2月5日(金)、衣笠キャンパス・学生会館にて、茶道研究部・邦楽部による日本の伝統文化・芸能を通じた国際交流が行われた。今回の交流は、京都の東山高等学校を通じて、韓国の大田東山高等学校の生徒20名を招き行われたもので、今年で3年目の取り組みである。
当日は、大田東山高校の生徒が、お茶のお手前・伝統楽器の演奏を体験した。茶道体験では、茶室の設計理念や茶道具の説明、作法などを詳しく説明した。初めて飲むお茶に苦戦しながらも、生徒達は作法を真似して飲んでいた。また着物姿の学生と一緒に写真を撮るなど、和気藹々とした様子もみられた。
邦楽部では、日本の伝統曲を数曲披露した後、実際に生徒たちが三味線・尺八・琴等の伝統楽器の体験。最初は物珍しそうに楽器を眺めていたが、体験が始まると興味のある楽器に殺到した。交流に参加した邦楽部の学生たちも、英語や身振り手振りで熱心に日本の伝統文化を伝え、充実した時間を過ごした。
今回の交流に参加した、茶道研究部部長の松本章宏さん(経営学部2回生)は「このお茶会では、お客様が韓国の方ということで、私たちの茶道が受け入れられるのか不安もありました。しかし、部員一同が一生懸命頑張ったことで、その気持ちは届いたと思います。今回の交流を通して、学ぶことが非常に多かった。この経験を今後の活動に活かして頑張ろうと思います。」と語った。邦楽部の澤田良平さん(文学部2回生)は「僕たちは、『邦楽を広める』ことを目標に日々活動しています。今回は短い時間でしたが、大田東山高校のみなさんに邦楽に触れてもらうことができて、嬉しく思っています。これからも僕たちの活動を通して、多くの人々に邦楽の魅力を伝えていきたいと思っています。」と語った。
当日の写真はこちら。
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/5427/date/2/year/2010