2月22日(月) 京都大学百周年時計台記念館(京都市左京区)にて、文化とコンピューティング国際会議・情報学シンポジウム「文化とコンピューティング」が開催された。このシンポジウムは、国内外から人文科学・情報学・文学などの研究者を招き、ジョイントトークやパネルディスカッションが行われる。
ジョイントトークは、立命館大学アート・リサーチ・センター(ARC)のデータベースシステムを軸に進められた。その中で、リーズ大学歴史学名誉教授Ellis Tinios氏と赤間亮・文学研究科教授は、「美術品や歴史的書物のWeb上での公開が、日本文化研究のさらなる発展につながる」と述べた。
また、パネルディスカッションでは立命館大学におけるデジタルヒューマニティーズをテーマに5人のパネリストによって、デジタル化による人文科学の展開の為の具体策が紹介された。
赤間教授は、講演の中で「デジタル化されていない研究物をデジタル化することによって、言語の壁を超えたグローバルな共同研究が可能」と、教育とデジタルの融合の必要性を述べた。
当日の様子はこちら。
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/5325/date/2/year/2010