2月14日(日)、立命館小学校において、京都市内及び近郊の小学3年生から中学生までを対象に、「スーパーサイエンスキッズ・ワークショップ」を開催した。このワークショップは、「パソコンの父」と呼ばれるアラン・ケイ博士らが開発した教育向けのプログラミング言語「スクイーク」を用いて、子ども達が自ら描いた絵をプログラミングをして動かす、という内容で行われている。子ども達が自らの創造性を伸ばし、科学的思考力や表現力、コミュニケーション能力を自主的に育み、「何かを発見し、創造すること」の面白さを楽しみながら学んでもらいたいという目的で実施されている。
立命館小学校は「スクイーク」を同校のロボティクス科カリキュラムで導入しており、スーパーサイエンスキッズプロジェクトの協力団体として、日本のヒューレット・パッカード社(HP)の社内ボランティア組織とともに、ワークショップの共同開催を行っている。
当日は6名の小学生が参加し、プログラムのセンサー機能を利用して「びっくり箱」を作る課題に取り組み、自分の作品を参加者の前で発表した。参加者からは「何度も失敗して悔しかったが、絵を自由に動かせて楽しかった」「いくつもの動きをセンサーで繋げていくのが楽しかった」と話し、保護者からは「非常に熱中し、楽しんで取り組んでいたので、いい刺激になったと思う」などの声があった。
プロジェクトのコーディネータである小野寺務氏は、「パソコンを情報を集める道具としてだけではなく、プログラミングなどによって自己表現をする手段として使えるようになる必要がある。子ども達にはこのような経験を通して、日々の生活での科学的な発見につなげてほしい」と語った。
当日の様子はこちら。
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/5297/date/2/year/2010