1月30日(土)衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームにおいて、土曜講座公開講演会「人類の文化遺産をどのように保護していくか」を開催した。
講演会では、前ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏を迎え、設立以来ユネスコが果たしてきた文化や学術に対する役割と意義、特に「世界遺産条約」「無形文化遺産条約」を通した世界の文化や文化財保護に関する取り組みについて紹介された。
質疑応答では、世界遺産「古都京都の文化財」の今後の保護のあり方や、日本の暫定遺産リストに挙げられている「富士山」の世界遺産登録問題に話が及んだ。世界遺産と観光との関係についても貴重な意見が交わされた。
講演会には学内外から約200名の参加者が熱心にメモを取るなど聞き入り、文化遺産への関心の高さがうかがえた。
当日の様子はこちら。
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/5267/date/2/year/2010