1月23日(土)びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、国際シンポジウム「モーションキャプチャ技術と身体動作処理」(International Symposium: Human Body Motion Analysis with Motion Capture)が開催された。
このシンポジウムは、グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ研究拠点」デジタルアーカイブ技術研究班のモーションキャプチャ・プロジェクト主催で、プロジェクトメンバーを中心とした8件の研究発表に加え、招待講演、特別講演として海外から2名のゲストスピーカーを迎えて講演が行われた。
招待講演では,米ジョージア大学よりDavid Saltz 教授を迎え、"Virtual Vaudeville: Live Performance Simulation"と題し講演が行われた。
講演では、同教授が開発した、19世紀末のVaudevillian(ボードビル演者)の様子を詳細に再現。ネットで配信する「仮想ボードビル」システムで、演技だけでなく劇場や観客、観客の動作までもが詳細にコンピュータグラフィックスにより再現され、参加者に大きな感銘を与えた。
特別講演では、米Motion Analysis Studios社よりJeff Price 氏を迎え、"Real Time Pre-visualization of Production Quality Animation"と題し講演が行われた。制作段階においても公開用映像に近いクオリティでプレ・ビジュアライゼーション(事前視覚化)技術とこの技術を利用したTV番組の制作の様子が紹介された。