1月14日(木)びわこ・くさつキャンパス(BKC)ローム記念館において、立命館大学理工学振興会主催、環境セミナー&人力充電自動車展示体験を開催した。
この催しではローム記念館前に自動車環境問題NGO「ZEVEX」が間宮海峡横断に挑戦した電気自動車や立命館大学EV-Racingのソーラーカーが展示され、「電気自動車とスマートグリットの時代」と題した講演会も開かれた。
講演会では初めに、「立命館大学における自立分散型直流スマートグリッドの試み」をテーマに、総合理工学院理工学部高倉秀行教授が登壇。太陽電池の変遷と太陽光発電技術の将来とその課題点を具体的数値を持って説明した後、直流スマートグリッドの開発目的とその課題に国の法整備が必要なことにも言及した。
続いて「ZEVEX」代表であり、4WD電気自動車冒険家の鈴木一史氏が登壇し、2005年の2~3月に「ロシア・サハリン州氷結間宮海峡横断アタック」に挑んだ経験をもとに、電気自動車の現実利用について紹介した。鈴木氏が代表を務める「ZEVEX」は1990年代前半から4WDの環境問題に取り組み、風車とソーラーパネルで走る電気自動車で南極点に到達することを目標に、寒冷地での自作4WDの走行に挑戦している。この4WDが展示されたローム記念館には多くの学生が集まり、人力で電気を作ることの大変さを味わうとともに、実際に電気自動車での走行を経験した人々の話しに熱心に耳を傾けていた。
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