1月18日(月)びわこ・くさつキャンパス(BKC)で開講している「日本の近現代と立命館」で、川口清史総長が講義を担当した。
毎年開催している講義科目「日本の近現代と立命館」は、立命館大学の歴史を通じて日本近現代史を学び、近代化のひずみや教育の危機などの諸問題を様々な視点から再考することを目的としている。前期と後期にそれぞれ衣笠キャンパスとBKCで開講し、最終講義には川口総長が自ら教壇に立って受講者に語りかける。
今回の講義のテーマは「日本における私立大学改革の課題と立命館の経験」。川口総長はまず、日本における私立大学の定義と大学設立の条件を説明。日本の高等教育機関に関する諸データを提示しながら日本における高等教育の現状を学生に示した。その上で、国公立大学と私立大学の学生数や国費支出額を比較しながら、日本の私立大学改革を進めるためには、大学独自の努力も必要であるが、国公私立間の国費支出額の格差解消も必要であることを訴えた。
さらに、「そうした現状を打破するためにも、国に働きかけていくと同時に、急速に変化していく社会に対応できる多様性をもった学びを展開していく必要がある」と今後の取り組みについても言及し、この講義の結びとした。
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