(財)全日本空手道連盟主催 第37回全日本選手権(12/13 日本武道館)において本学経営学部平成7年卒 古川哲也氏が男子形の部で優勝、選手生活の最後を締めくくった。古川選手は、学生時代2度の全日本制覇を果たし、卒業後もナショナルチームのメンバーとして15年にわたって活躍してきた。派手な形を好む世界選手権の場に立つことはなかったが、国体で5度、全日本選手権で2度優勝、2007年のドーハアジアオリンピックではアジアチャンピオンに輝いている。今回の全日本選手権出場は、怪我のため予選に出場できず、「国体が最後」と考えていた同選手に、全日本空手道連盟が「特別枠」とし出場を依頼してきたものであった。腰のヘルニアを抱えて国体優勝を勝ち取った古川選手であったが、最後の現役生活を「日本武道館」に選び、チャレンジした。本大会3日前にもヘルニアが悪化、懸命の治療で大会に臨み、決勝で大阪の大木選手を5-0で破り3度目の栄冠、そして現役引退の場となった。NHKの全国放送でも雄姿と誠実な語り口の古川氏に、万来の拍手と賛辞がおくられた。なお、同大会に文学部文学科平成18年卒業 吉田真澄氏も男子組手部門で出場、ベスト8に進出、実力を発揮した。
空手道部(空手道同好会)OB 古川哲也選手 地元開催国体 優勝!宣誓も。
本学経営学部卒業生古川哲也氏が第64回トキめき新潟国体において、全選手を代表して「宣誓」すると共に、「空手道競技 男子形の部」で5度目の国体制覇。
古川哲也氏 略歴
平成3年 新潟県立新井高等学校 卒業
平成3年 立命館大学 経営学部 入学。同時に空手道部 入部。
平成4年 全日本学生選手権 男子形の部 優勝
平成5年 全関西学生選手権 男子形の部 優勝
平成6年 空手道部主将 全関西学生選手権 男子形の部 優勝 組手男子 個人戦、団体戦でも活躍
空手道部(空手道同好会)の最近
平成19年 4月 同好会として認められる。同時に全日本学生空手道連盟に復帰。
平成20年10月 全関西学生空手道選手権(団体組手)2部ベスト4に入り、次年度の1部復帰を果たす。
平成21年10月 全関西学生空手道選手権(団体組手)1部にて1回戦を突破
平成21年11月 10年ぶり全日本大学選手権 出場を果たす。
空手道部(空手道同好会)の栄光
昭和10年
沖縄空手道の巨人「宮城長順」を師範に「大学体育会空手道部」として認可される。
戦前
日本学生空手道において、西の雄としての地歩を固める。
(日本空手道剛柔流の中心となる)
昭和22年~
戦前の威光を受け継ぎ実力と指導力で学生空手道、
日本空手道界を牽引する。
昭和33年~
全日本大学選手権団体優勝 2度、全日本学生個人優勝者 組手5人、
形 2名を輩出している。
記事提供:小山正辰氏(S50産業社会学部卒)