12月19日(土)15時より大阪市北区堂島の(社)中央電気倶楽部317号室において、30名強の参加により立命館大学技術士会設立総会が開催された。技術士会は、会員相互の親睦と技術レベルの向上、技術士国家資格受検の支援、後進の指導を活動目的として、岸田順三氏(S40理)を代表とした準備会による約3年間にわたる設立準備の期間を経て、同日正式に発足したものである。
総会は、準備会の糸田川廣志氏(S47理)の司会進行によりスタート。最初に、準備会の口西博発起人(S38理)より同会設立にいたる経緯説明が行われ、現在本学出身の技術士有資格者は推定500~700人程度に達していることや、かつて大分にて活躍された校友兒玉源一郎氏(故人)が、建設部門を中心とする本学出身技術士の名簿を2回にわたり独力で整備されたことなどが同会発足の礎になっていることが報告された。
来賓挨拶では、児島孝之立命館副総長(同会顧問に就任)から学園の近況が報告されるとともに、この間公認会計士など高度専門資格を有する校友によるグループ校友会が相次いで発足している状況に触れ「同会においても活動を大いに発展させて、母校の支援ならびに後進の指導に是非とも力を与えて欲しい」と激励が寄せられたほか、福岡悟(社)日本技術士会近畿支部長より「同会は大学関係として18番目に発足した技術士会であるが、総合大学の技術士会はまだ数が少なく存在感があり今後の活躍に大いに期待したい」と祝辞が述べられた。
ついで、北脇督三氏(S38理)を議長に議事を進行、糸田川氏より会則・事業計画および予算、役員人事などが報告され、全て拍手をもって承認となったのち役員体制が紹介された。役員を代表して渡邉郁夫会長(S42理)より、準備会メンバーによるこれまでの設立準備に対し謝意が表明されるとともに、「かつて技術士試験の委員を務めた経験をふまえ、会員各位と連携し本会の発展のため尽力したい」と力強い挨拶が述べられた。
懇親会は引き続き糸田川氏(幹事長に就任)が進行を担当。岸田氏(幹事に就任)が「本学出身の技術士の力を結集し人材の育成や社会の発展に寄与していこう」と声高らかに乾杯の発声を行った後、会場内では和やかな雰囲気のもと懇親が深められ、終盤、渡邉会長より顧問・相談役に対し委嘱状が手交されたのち、大森秀高副会長(S50理)の閉会の辞により総会は終了した。
なお、技術士資格を有し連絡先が判明している校友約230名のうち、現時点で108名が同会に会員登録を行う予定で、今後は技術士補の資格を有する校友に対しても会員登録を呼びかけていく計画である。
今回、校友会事務局からは野村慶人校友・父母課員が参加した。