穏やかな晴天に恵まれた11月28日(土)、グランドプリンスホテル新高輪「平安の間」において、14時より「平成21年度 東京校友会 校友大会」が開催された。
(第一部総会)
第一部の総会は、矢倉章博副幹事長(S58法)が司会進行を担当。住野公一東京校友会長・校友会本部副会長(S45経)の挨拶では、同校友会史上はじめて経済学部同窓会と共同で校友会が開催されることと、永年にわたり幹事長として同校友会の発展に尽くされ、惜しくも10月に急逝された故佐藤修氏への言葉が述べられ、前方の役員席には佐藤氏の遺影が掲出された。
続いて議事に移り、矢倉副幹事長より会務・会計・活動・収支予算・新役員体制の報告、城戸和弘監査(S56経)より監査報告が行われ、質疑応答を経て、全て議事は承認され総会を終えた。
(第二部講演会)
ついで第二部は、まずメンネルコールOBが校歌を斉唱。山添祥統氏(S61経)の司会進行のもと、再び住野会長が登壇、今度は経済学部同窓会長として挨拶を行い、近年東京を拠点とする経済学部校友が多くなっている情勢に鑑み、著名エコノミストによる講演会が企画されたことが紹介され、引き続き、来賓の長田豊臣学校法人立命館理事長、林幸雄校友会本部副会長・愛知県校友会長により祝辞が述べられた後、講演会に移った。
今回講師として登場したのは、BNPパリバ証券会社投資調査本部長でチーフストラテジストの島本幸治氏。直近の日経ヴェリタス「債券アナリスト・エコノミスト人気調査」第1位で、メディアへの登場機会も多い島本氏より、同校友会菅下清廣副会長(S44経)との長年に渡る交友が縁で今回の講演が実現したエピソードが紹介されるなか、急激な円高の進行、政府によるデフレ認定、ドバイショックなど、この数日間の激動的な世界経済動向もあって、停滞期を経て中長期ではインフレに向かいつつあるという島本氏の分析に、参加者は皆真剣に耳を傾けていた。
(第三部懇親会)
場所を「天平の間」に移した第三部懇親会は、東京校友会・経済学部同窓会あわせて230名を越える参加者で満杯。そのうち約半数を、リコネクト東京で活動するメンバーを中心とした2000年以降卒業の若手校友が占め、会場内はエネルギーに満ち溢れた雰囲気に。安藤辰生常任幹事(S63産)の司会進行により、田中健明神奈川県校友会長および石橋博群馬県校友会長が来賓を代表して挨拶。続いて、最年長参加の森尾正顧問(S17法)より、今回の校友大会があらゆる世代の参加により盛大に開催されたことに謝意が述べられた後、平田純一立命館大学経済学部長の乾杯発声により懇親がスタート。
アトラクションで、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のCOWCOWが登場すると、演壇前に女性を中心に若手校友が殺到。会場を巻き込んだ漫才、サイン争奪じゃんけんゲーム、住野会長も登壇してのサプライズ企画M-1グランプリの準決勝・決勝のチケット争奪じゃんけんなどにより、会場は大変盛り上がった。
懇親会の最後は、応援団リーダー部OBの木山秀一茨城県校友会幹事のリードにより、会場内随所で肩を組みあい全員で応援歌を斉唱。興奮冷めやらぬ中、仲宗根宗督副会長(S35理)の閉会挨拶・一本締めで今次大会は終了した。
今回校友会本部からは、武田敦校友会事務局長・社会連携部次長、野村慶人校友・父母課員が参加した。