穏やかな陽光が降りそそいだ11月14日土曜日午後、錦江湾越しに桜島の威容を眺望する絶好のロケーションに位置する鹿児島市サンロイヤルホテルにおいて、平成21年度鹿児島県校友会総会・校友の集いが開催された。
午後3時より同ホテル3階「杉の間」にて、前迫栄二郎幹事長兼副会長(S52営)の司会進行により総会がスタート。校歌斉唱に引き続き、福元寅典会長(S47経)が挨拶に立ち、「今回より懇親会の呼称を『校友の集い』に変え、若い人や初めての人も気軽に参加し楽しめるよう、この間、幹事会等でミーティングを重ねて運営に工夫を行った。その結果、今回は全体で71名の参加者のうち平成卒が16名参加する。京都から遠く離れた鹿児島の地において、立命館に学んだという同窓の「縁」のもと、あらゆる世代の校友が相互に関係を紡ぐことで輪を更に拡げていきたい。」と力強い挨拶を行った。
続いて、来賓の本郷真紹立命館副総長、校友会本部より参加した武田敦事務局長が学園の近況等を交えて挨拶を行った後、福元会長を議長として議事に入り、西元泰光事務局長兼副会長(S44産)による活動・会計報告、廣田進也会計監査(H8営)による監査報告、前迫幹事長による役員改選の報告が全て承認され、堀ノ内保典副会長(S43文)の閉会挨拶により総会を終了した。
会場を13階のスカイラウンジ「フェニックス」に移し開催された『校友の集い』は、長里恵子女性部幹事(S45文)の司会進行のもと、冒頭、関西学院、関西、同志社の各校同窓会の鹿児島支部・地区会より迎えた来賓による祝辞を受け、松山保顧問・前会長(S35法)の乾杯の発声により懇親がスタート。
S30年からH21年卒業までその差54ヵ年にもわたる幅広い世代が集い、中には夫婦そろって本学出身で子供連れで参加した校友なども参加し、会は終始温かみのある雰囲気で進行され、Doo-Wop歌手ジミー入枝氏のミニライブ、公務を終え東京より駆けつけた同県選出の衆議院議員皆吉稲生氏(S48経)の挨拶などにより、雰囲気は序盤より盛り上がりをみせた。
会の中盤に企画された、参加者全員にプレゼントが贈られる大抽選会では、県内在住の校友が経営する会社等より協賛を受けたことや、福元会長夫人が自家菜園から朝摘み野菜を準備されたことなど、同校友会特有の方法により景品が調達されたことなどが福元会長と前迫幹事長の絶妙かつユニークな掛け合いにより紹介されると、会場内のあちらこちらより歓声が沸き起こった。和気藹々とした雰囲気のまま会は終盤を迎え、福元会長のリードによる応援歌「グレーター立命斉唱」、関関同立各校のエール交換を行なったのち「校友の集い」は中締めとなった。
会場を変えて参加された二次会にも多くの校友が参加。会場全体を円形に囲む座席配置にて、前迫幹事長・西元事務局長からの紹介により、参加者一人ひとりが近況を報告するなかで、病後のリハビリのため昨年に引き続き車椅子で参加となった岩切昭彦氏(S42営・前幹事)の夫人が「今日参加して校友の皆さんより昨年より随分と元気になったと声をかけていただき、本人にとっても大変励みになった」と挨拶されるとひときわ温かい拍手が送られた。
他にも、ホームページでの告知を見て新規に参加した、仕事上の関係を通じて参加したなど、まさに「縁」による校友会参加のエピソードが数多く紹介され、最後に、来年福岡にて開催されるオール立命館校友大会には同校友会より校友同士が誘いあい家族も巻き込んで大々的に参加することを確認してお開きを迎えた。
今回校友会本部から、武田敦事務局長と野村慶人校友・父母課員が参加した。