7月25日(土)15時から、立命館大学朱雀キャンパス(ホール)において、公認会計士校友による職種校友会組織として「立命館公認会計士校友会」の設立総会が開かれた。「立命館公認会計士校友会」は、本学を卒業し全国各地で活躍している500名を超える公認会計士が親睦を深めるとともに、公認会計士を目指す後進の育成を図る組織である。
当日は昼からの大雨にもかかわらず、80名規模の参加者があった。設立総会は、村井城太郎氏('83経営卒)の司会で始まり、冒頭に立命館大学校友会副会長である肥塚浩教授(総長特別補佐)よるお祝いの挨拶があった。続いて議長の横井康氏('79経営卒)の進行で、先に行われた発起人会で確認された議案書に基づき、組織名称・設立趣意・設立要項ならびに会則、役員の選出についての議題が提起され、全てが満場一致で承認された。
同会会長には、鈴木昌治氏('77経営卒 日本公認会計士協会常務理事)が、同副会長には村井氏と横井氏が就任し、最後に奥村陽一教授(経営管理研究科副研究科長)から千代田邦夫立命館大学名誉教授(熊本学園大学大学院教授)の同会顧問への就任についての提案があり、これも満場一致で承認となった。
引き続いて第2回立命館公認会計士シンポジウムに移り、開催にあたって齋藤雅通教授(経営学部長)のご挨拶があった。そして、会長に就任した鈴木会長が日本公認会計士協会常任理事の立場から「公認会計士業界の現状と課題」というテーマで講演され、公認会計士試験制度の課題、公認会計士制度の在り方・教育体制、上場企業におけるコーポレート・ガバナンスのあり方やディスクロージャー制度の在り方、IFRSへの対応について見解を述べられた。続いて、千代田立命館大学名誉教授の講演が行われ、「アメリカ職業会計士100年間の会計基準設定への闘い」というテーマで講演された。
会場を朱雀7Fのレストラン「TAWAWA」に移して行なわれた懇親会は、西田和倫氏('07経営管理卒)の司会、大学代表の児島孝之副総長のお祝いのご挨拶ではじまり、続いて松村勝弘教授(経営管理研究科長)がご挨拶をなされた。懇親会では多くの先輩方が、公認会計士を目指す現役の経営管理研究科、経営学部の学生を激励する姿があちこちで見られ、非常に盛会であった。また、千代田名誉教授、金森絵里准教授(経営学部)、瀧博教授(経営管理研究科)、大西寛文教授(経営管理研究科)、より、同会発足と今後の展開に向けた激励の挨拶も行われた。
最後は参加者全員で記念撮影を行い、中締めとして、鈴木会長より「立命館公認会計士校友会」発足、及び今後の活動についての決意が語られると、参加者全員から一際大きな拍手がおくられ一本締めで幕を閉じた。
なお、校友会本部からは社会連携課の大前美郎課長補佐が参加した。