6月27日(土)に郡山市のホテルハマツにおいて、福島県校友会が年次総会・懇親会を開催し、35名が参加した。総会に先駆け、同校友会設立15周年を記念し、午後13時30分から、陰山英男立命館大学教授・立命館小学校副校長の講演が行われた。
全国的知名度により、福島県全域に加え、中には東京からなど、多くのご父母が参加された。テーマは、「学力は一年で伸びる―生活習慣改善で人は劇的に変わる―」。講演は、学習指導要領の教育行政の話に始まり、初等・中等教育情勢、そして反復学習の効用や睡眠力・食育指導の大切さなど多岐にわたる内容で、ホテルの大宴会場を埋め尽くした400名近い参加者は、最後まで熱心にメモを取られていた。
講演後の午後15時30分から、横田道博副会長(S50理工)の司会進行により総会がスタート。開会の挨拶では、富田良夫会長(S42法)が15年の歩みや内外への感謝の念を述べた。続いて学園を代表して上田寛立命館副総長が挨拶wされ、朱雀キャンパスを取り巻く情勢や来年度新設予定のスポーツ健康学部の話題、さらに小学校をはじめ各附属校の現状について詳しく報告。併せて来年の学園110周年とAPU10周年についても触れられた。また、15周年に向けた祝辞の中では「今後も校友の皆様から様々なご教示をいただき、参考にさせていただきながら、学園創造に邁進していきたい」と述べられた。
引き続き、立命館大学校友会の渡邊由孝副会長が来賓挨拶され、15周年への祝辞とともに以前、仙台で行われた駅伝において「校友会の幟(のぼり)を見て勇気をもらいました」といった、当日の選手のコメント披露。このほか「今年9月の愛知県や来年博多での校友大会に向けても一心同体で邁進していきましょう」とご挨拶された。
総会議事は、慣例により富田会長が議長を務め、三村智春幹事長(S60産)の事業報告、会計監事の大越博邦氏(S35文)と小野順一氏(H9法)による監査報告と決算報告などを審議、全て拍手で承認された。
第2部の懇親会の司会進行は、馬場幸蔵副会長(S51産社)。開会にあたり、樽井一治副会長(S41経営)が挨拶し、平成6年11月の結成大会から15年の変遷について熱い思いを語った。
続いてご来賓として、上田副総長のほか、今回の陰山教授の講演会の企画者である馬場幸蔵副会長とともに各方面への調整や取りまとめでご尽力いただいた株式会社企画室・コア代表取締役社長の三田公美子氏が挨拶された。
さらに、下村泰雄宮城県校友会会長(S36法)、奥山正明山形県校友会会長(S48文)からご祝辞をいただき、大越博邦氏の乾杯発声で開宴となった。
和やかな雰囲気の下、活発な交流が進められ、自己紹介の段には、参加者全員が順番に登壇し、近況や学生時代の思い出に関するスピーチを行い、終始、熱気に包まれていた。
最後は、元応援団総務部長の井戸鎮氏(H1法)の華麗な演舞に合わせて、参加者全員が応援歌と校歌を斉唱。阿部治郎顧問(S35文)による締めの挨拶でお開きとなった。
なお、校友会本部事務局からは布施亮介社会連携課長が出席した。