食品製造会社「カゴメ」の創業者・故蟹江一太郎氏が最初にトマトを栽培した愛知県東海市荒尾町大城に「一太郎翁とまと記念館」が完成しました。4月12日(日)から一般に公開されます。館内にはカゴメ社の歩みに関するギャラリーや、野菜そのものの味を生かしたレストラン、さらにトマト成分を利用したエステ店などが入っており、創業者の孫で立命館大学校友会顧問の蟹江嘉信氏(S27経、カゴメ社元代表取締役社長)が、トマト栽培を始めてから110周年になるのを記念し、私財を投入して建設しました。
記念館は3階建て。外観は明治時代に名古屋にあった「名古屋ホテル」をイメージした和洋折衷の建物で、敷地は約430平方メートルの広さです。建物の東側に整備した約200平方メートルの農園「とまとの里大城の野菜畑」は東海市に寄贈するもので、市の農業センターが運営し、トマトの栽培や観察ができるようになる施設です。
ギャラリーは入場無料。食の安全についても考えられる施設です。ぜひ、ご覧ください。
記念館に関するお問合せはTEL052-602-2626まで。