2001年10月にこのHPでも紹介した、行方不明の校友、辻出紀子さん、行方不明からもう4年半、仲間達は、その風化を避けるべくCDを作成しました。
辻出さんは、卒業後、三重県伊勢市の出版社に勤務していましたが、1998年11月24日の夜、勤務先を出たまま行方がわからなくなっています。
大学時代は、写真研究会に所属していました。東南アジアの辺境を旅し、ミャンマー国境の難民キャンプや反政府ゲリラの支配地域に入り込み、人々の暮らしを撮影した辻出さんのそのままにされた自室には、千点を超える写真が残されています。
今回作成されたCD「星のひとみ」は、大学時代の友人や出版社の同僚たちが自主制作したとのこと。翻訳家の斉藤慎一郎さん(63)=石川県高松町=が作った詩がもとになっています。斎藤さんは昨年初め、辻出さん撮影の東南アジアの紛争地帯で生きる人々の写真に偶然出会い、深く感動。その思いをもとに詩を書いたとのこと。辻出さんの友人たちが、この詩に曲をつけようと提案し、三重県熊野市在住のミュージシャン矢中鷹光さん、矢吹紫帆さん夫妻に作曲を依頼して完成したそうです。昨年夏、熊野市で曲の完成披露会を開いた際、寄せられたカンパで、友人たちがCD500枚を製作。今後もカンパを募り、一口1000円以上の協力者にCD1枚を送るとのこと。
申し込みは
〒516-0016伊勢市神田久志本町1474-3、
伊勢倉田山ぶんか館内辻出紀子写真展実行委員会事務局
Tel:090(3386)6822。
過去に行われた辻出紀子さんの写真展を紹介するHP
http://www.tsujidenoriko.jp/