堂本印象美術館で行われていた秋の特別展「京都きぬがさ絵描き村」は、最終日の9日(日曜)にも一日で784名が入館され、企画を通じての入館者数は1万人を超えました。また年間を通じた入館者数も昨年度実績をはるかに超える20,652名を記録しました。これは印象の画業の再評価が時機をえていることの証左でもありますが、「きぬがさ」という地域が如何に豊かな文化、伝統を有する地域であるか、またそれを地域にお住まいの方々が誇りに思い愛されているかを示したものであり、そのことを美術関係者の方々、マスコミ関係者の方々が受け止めご支援頂いたことの結果であるといえます。年度途中で緊急のご判断を頂き、主催者に名を連ねて頂いた京都新聞社様をはじめ各方面の方々に心から深く感謝するものです。次回、「印象のかたち」展は、絵画のみならず、彫刻、染織、木工、金工へと多岐に表現領域をひろげた印象のかたちを紹介するものです。
12月14日(金)~3月9日(日)まで