東京都小金井市の「はけの森」。大岡昇平の小説「武蔵野夫人」の舞台となった静かな場所に建つ「はけの森美術館」は、豊な地下水を湧き出させる国分寺崖線の崖下砂礫層の名「はけ」から名付けられた「はけの道」に建っています。この「中村研一記念小金井市立はけの森美術館」で10月23日(火)から12月9日(日)まで「堂本印象美術館展」が開催されています。中村研一は帝展、文展、日展、光風会を発表の場として活躍した日本のアカデミズムを確立した洋画家として知られていますが、その未亡人富子氏が独力で建設し1989年に開館されたのがこの美術館であり、現在は「小金井市立はけの森美術館」として運営されています。今回は、印象からの書簡も展示されており、堂本印象美術館グッズも販売されています。11月11日(日)には「小さな美術館からの声-市民と共に歩む今とこれから-」と題して「小金井市市民会館萌え木ホール」で公開シンポジウム(13時30分~15時30分)が予定されています。 きぬかけの道に建つ「堂本印象美術館」同様「道」に沿って建つ「はけの森美術館」へ足を運んでみませんか。 | |
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