2月14日(土)、静岡県校友会富嶽会が総会に併せて市民開放型の講演会企画を開催した。 第1部の講演会企画は、午後1時30分から、富士市「富士川ふれあいホール」において、陰山英男立命館小学校副校長を講師にお迎えし、地元富士川地区PTA協議会との共催で行われた(参加者350名)。開会に先立ち、大石育三静岡県校友会会長・富嶽会会長(S42経)が、挨拶を行った。挨拶の中で大石会長は、今回の講演会企画が「PTAのニーズに応える形で校友会が開催支援に至った」という経緯を説明するとともに、母校立命館大学の学祖西園寺公望公が、晩年静岡市興津の「坐漁荘」に住まわれていたことを採り上げ、さらに立命館大学が静岡県と大変縁の深い大学であることや、アメリカンフットボール部、女子陸上競技部、囲碁研究会、将棋研究会、かるた会(かるたクィーン輩出)等、文武両面にわたって学生たちが活躍している活気ある大学であることを紹介した。 続いて、陰山副校長が「学力は一年で伸びる~早寝、早起き、朝ごはんで学力向上~」というテーマでご講演。様々な統計データや実践事例を交えながら、規則正しい生活や基礎的なことの反復練習、そして系統的な学びが子どもたちの学力向上において大変重要であるということを紹介され、会場に駆けつけた多くの聴衆は興味深く聞き入っていた。 講演会終了後、会場を「香港大美園」に移して行われた第2部の総会は、加納孝則氏(S56営)の司会進行で開会し、大石会長の開会の辞に続き、学園を代表して、児島孝之副総長がご祝辞を述べられるとともに、新学部設置構想や初芝学園との教学提携、アメリカンフットボール部パンサーズのライスボウル制覇等、学生の課外活動分野における活躍や司法試験等難関試験分野における躍進といった、母校の近況についてご報告された。そして会計報告等の総会議事が拍手で承認された後、第3部の懇親会に移行した。 西山方敏氏(S40理工)の乾杯発声で開宴となった懇親会は、参加者一人ひとりが自身の近況を報告する中、前段に行われた講演会企画のことや、9月に初めて名古屋で開催される「オール立命館校友大会2009(仮称)」に対するホスト県校友会としての思い等、様々な話題で盛り上がった。 会の終盤、校友会本部事務局長代理として参加した大場茂生校友・父母課長補佐が「市民のニーズに応えるイベントを開催し、社会的に高い評価を受ける環境の中で、堂々と校友会活動を展開されていく富嶽会の有様は、今後の校友会活動の一つのモデルケースではないかと思う。事務局として他県校友会にも紹介していきたい」と挨拶した。最後は参加者全員で応援歌を斉唱し、村上益男幹事長(S50文)の閉会の辞で中締めとなった。 | |
|