1月19日(日)午後1時30分から、静岡県沼津市の「ぬまづ軒」において富嶽会が総会・懇親会を開催、鈴木孝治現会長(S53産:富士市役所)が副会長に移行し、先輩大石育三氏(S42経:大石ビジネスコンサルティング)を会長にいただく新体制に移行した。小野信義幹事(S53法:沼津市役所)の司会で始まった総会は、はじめに鈴木孝治会長から「1月3日、ライスボウルでのアメリカンフットボール部の優勝、悲願の日本一に感涙極まった。母校の励ましに応え、互いに活躍の場を拡げよう」と開会挨拶があり、続いて志垣校友課長・会本部事務局長が学園及び会活動の近況を報告した。さらに静岡県会長でもある駿府会の野末威八会長から、ここ数年の静岡県校友会の発展を振り返って富嶽会の活動に感謝する旨ご祝辞を頂いた。なお他に野中英明駿府会副会長、神奈川県校友会の平林邦康氏、アトラクションの千葉山貴公氏がゲストとして参加した。総会議事では副会長の定数変更、会費額・徴収方法の変更(銀行振込制を採用)、慶弔規定の新設を滞りなく終了。新役員体制を確認して終了した。 このあと記念講演会に移り、沼津東高校出身で静岡県史の編纂にも携わった杉橋隆夫文学部長(法人理事・教職員校友)が「北条時政と牧の方」と題して、決して武家として名族でない北条氏のなかでも庶流、かつ40歳を過ぎても「無位無官」であった北条時政が「貴種」源頼朝の岳父となることを契機に権力奪取へ向けた賭けに出たこと、平清盛の義母で池禅尼の姪、院の近親者を出自とするその後妻牧の方との結婚がもつ意味、彼女の後半生などの解説を通じて、中世の中央政権と地方の関係、頼盛に接近した時政と平重盛に仕えた伊藤祐親の対比に見られる「貴種」と武家の関係を歴史研究の方法論を交えて親身に説明され、参加者に感銘を与えた。 部屋を移した懇親会は、ゲスト歌手千葉山貴公さんの先輩坂本琢哉氏(H11文:沼津市役所)、杉橋学部長の同級生のご息女鈴木優子氏(H6文:三井住友海上火災)の両氏が司会。最も若い参加者杉山嘉浩氏(H12営:㈱伊藤園)のご発声で乾杯し「はまなす哀歌」でデビューした千葉山貴公さんの演歌、じゃんけん大会などで盛り上がり、最後は全員で応援歌を合唱して閉会した(参加者45名)。 | |
|