6月25日(月)午後6時30分から、京都駅八条口の新都ホテルにおいて立命京滋観光の会(旧立命京都観光の会)が第14回総会・懇親会を開催した(参加者約40名)。中村和歳氏(日本国際交流振興会)の司会で始まった総会は、佐竹力総会長(美濃吉)の活動報告を含めた会長挨拶に続いて、山崎正史理工学部教授による講演会「しばし京都人-町に暮らすという新しい観光のかたち-」を行い、「生産年齢減少のなかで諸外国に比較して観光収入が極めて少ないという日本の現状をふまえ、高齢化社会、環境共生の時代の平和産業、観光事業活性化の重要性を説き、諸外国との交流を促進するためにも、自分たちの祖先の文化を学ぶことが重要」であり、「短期間でも日本人の精神的故郷である京都で『しばし京都人』として暮らし、内容の濃く深い生活をおくることの素晴らしさ」、そのために用意すべき大学等の生涯学習プログラム、中長期滞在者のための宿舎の整備など「しばし京都人」が京都で暮らすための情報提供、観光システム、景観・環境づくり等の課題について講演された。会場の、ホテル、旅館、料亭、和菓子、漬物、出版から文化振興の公的諸機関までの多彩な分野の参加者は深く頷き耳を傾けていた。第二部の懇親会は、山岡祐子氏(白川書院)の司会。菅原道真公ご生誕の日でもこの会だけは欠かせないとご参加頂いた中小路宗隆氏(長岡天満宮)のご発声で乾杯。続いて、志垣陽校友会事務局長が教育文化事業部と京都歴史回廊協議会の立場から「京都歴史回廊文化塾-しばし京都人-」等について報告を行い、あわせて9月22日(土)、ウエスティン都ホテルでの京都校友会について開催案内を行った。この後各分野からのアピールが続き、最後に校歌を斉唱、高橋拓児氏(木乃婦)の中締めのご挨拶で終了した。 | |
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