4月5日(木)、中国・上海の文化・芸術活動に携わる方々が昨年に続き京都歴史回廊エリアの美術館等を訪問しました。訪問団は上海を中心に映画・美術・書道など文化芸術分野のあらゆる舞台で広く活動を展開している上海演藝工作者聯合會・何麟會長を団長とする5名の方々、日本中国文化交流協会2名の方々で、短い滞在時間にもかかわらず中身の濃い内容となりました。最初に観覧した堂本印象美術館では、画伯・堂本印象が存命中に何度も中国を訪れているだけに関心も高く、すべての作品にじっくりと時間をとり美術館関係者や学芸員による説明に対し熱心に耳を傾けていました。その後、立命館大学の国際平和ミュージアムに足を伸ばし、戦争と平和の歴史を跡づけた地階の常設展示室を中心に見てまわり、地球規模で平和を創造していくためには何をすべきか等、同館が発する理念を理解してもらい、感想を交えたメッセージを頂きました。2005年10月日本で初めて設置された孔子学院である立命館孔子学院(同館2階)では、中国に関わる図書や音響・映像資料の多さに何麟會長はじめ皆感嘆の声をあげていました。地域に有する知的資源を活かした教育文化事業が、言葉を超えて相互の理解を深め絆も結ぶ日中文化交流の橋渡しになったことは確かです。今後も京都歴史回廊は引き続き多様な取り組みを推進していきますので、事業へのご理解・ご協力、加えて活動への参画もお願いいたします。 | |
|