「第16回世界相撲選手権大会」が10月12日(日)、エストニア共和国ラクヴェレ市ラクヴェレスポーツホールにて行なわれ、島子隆司選手(産社2)が軽量級(85kg未満級)で見事優勝を果たし、世界一の栄冠を勝ち取った。世界の国と地域から予選を勝ち上がった22名で競われた軽量級で、島子選手は初戦から準決勝まで桁違いのパワーを持つ外国人選手に対し、持ち前のスピードとうまさで相手のパワーを封じ込め、順当に勝ちを重ねた。そして迎えたゲオルギェヴ・スティリヤン選手(ブルガリア・前大会同級準優勝)との決勝戦。立ち合いから距離を取られ苦しい展開となり、隙をついて相手の懐にもぐり込むも、強烈な腕力で首をきめられてしまう。それでも相手の上半身が起きた瞬間を見逃すことなく、首をきめられたままにも関わらず一気に寄り切り勝負を決めた。勝負がついて引き上げる際、一瞬意識が遠のき土俵中央で膝から崩れ落ちそうになるも、すぐに持ち直して小さくガッツポーズし、世界一の喜びを噛み締めた。 <以上、体育会相撲部の荒木弘斗コーチのご報告に基づく記事> | |
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