2月10日(土)14時から、衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームで、シンポジウム「日本画の変貌-伝統と近代化のはざまで-」(京都府立堂本印象美術館、京都国立近代美術館、学校法人立命館主催、京都新聞社後援)が開催され、可動椅子を40脚も追加配置する170名の参加者が抽象表現を必然化する日本画の先駆けとしての堂本印象の画業を振り返った。 志垣陽立命館総合ミュージアム事務局長の司会で始まったシンポジウムは、木村一信京都府立堂本印象美術館館長・立命館大学文学部長の「京都衣笠文化村宣言」に続いて、神林恒道立命館総合ミュージアム館長・立命館大学先端総合学術研究科教授をコーディネーターに行われた。基調講演には、前ブリジストン美術館館長で美術評論家の富山秀男氏が登場。引き続き、東京藝術大学大学美術館助教授古田亮氏、前京都国立近代美術館学芸課長・立命館大学文学部教授島田康寛氏、鳥取県立博物館美術振興課長尾崎信一郎氏がパネリストとなって、様々な名画をスクリーンに映し出しながら報告が行なわれた。会場には、堂本元次画伯を始め京都各界の美術専門家、美術愛好家、堂本印象美術館ボランティア「きぬかけ会」の皆さんなど多数が参加され、熱心に報告を聴いた。 なお、堂本印象美術館では引き続き4月まで企画展「堂本印象の挑戦-日本画って何だろう-」が継続して行われ、京都国立近代美術館でも以下の通り関連企画展が行われる。 ○京都国立近代美術館企画展 「揺らぐ近代-日本画と洋画のはざまに-」 期間:1月10日(水)~2月25日(日) 9時30分~17時 ※入館は16時30分まで ※月曜休館。2/12は開館。13休館 ※詳しくは堂本印象美術館・京都国立近代美術館をご覧下さい。 | |
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