スウェーデン王立科学アカデミーは10月7日(火)に、物理学者で立命館大学客員教授を務めたシカゴ大学名誉教授の南部陽一郎氏にノーベル物理学賞を授与すると発表した。「現在の宇宙が生まれて存続するために不可欠な『対称性の破れ』と『標準理論』」などについて研究し、京都産業大学教授の益川敏英氏、加速器研究機構名誉教授の小林誠氏との共同受賞となった。南部氏は1960年代に素粒子理論の土台を築き、これを引き継いだ益川、小林の両氏が、宇宙や物質の成り立ちにかかわる根源的な現象を理論的に解明したことが評価され、今回の賞に選ばれた。南部氏は1994年4月から1998年3月まで、立命館大学理工学部の客員教授を務め、本学の発展に大いに寄与された。
研究者として最高の勲章を受賞される南部氏に心よりお祝いを申し上げるとともに、今後のさらなるご活躍を期待します。