1月6日(日)正午から、京都全日空ホテルにおいて、学校法人立命館新年祝賀の集いが開催され、有効者表彰の関係者、学園内各機関役職者など約420名が参加した。始めに立命館大学邦楽部の「六段」の演奏、学園歌斉唱が行われ、この後、長田豊臣総長から年頭のご挨拶を頂戴した。総長は、昨年来明らかになりつつある国立大学改革問題にふれ、論議は、依然として国費を投入して国立大学優位を目指す国内的視点の改革に終始しており、グローバルな国際社会に対応した高等教育改革、とりわけ高等教育に中心的役割をもつ私学を含めた我が国高等教育全体の改革論議に到達していない。民に依拠し、支持される私学立命館には、多様性と国際性を重視した学園創造、様々な能力をもった学生達の「知的・肉体的・精神的訓練のアスリート」たる役割がより強く求められている。総長が先頭に立つので全教職員で学園創造を推し進めていこうと所感を述べられた。また、とりわけ今回は、学園運営で、言わばプロデューサー的な役割が求められる職員職制層について、その力量向上が学園創造にとってとくに重要となっていることを指摘され、激励された。続いて有効者表彰、永年勤続者表彰が行われ、永年勤続者を代表して荻野由信立命館宇治高校教諭に川本八郎理事長から表彰状が贈られた。続いて川本理事長から年頭のご挨拶を頂戴した。川本理事長は、総長の所感を前提に、私学としての優位性と制約を正しく理解し、学園創造の歴史をふまえたとりくみを進めよう。先人の英知に感謝し、原点に返った学園創造を進めよう。立命館の学園発展を支え、民に支持されてきたものは、立命館が常に「希望を語る」学園であったということである。最近の情勢から改めてそのことの重要性が明らかになっている。私学立命館としての役割に徹し、学園創造を押し進めようと述べられた。この後、鏡開きを行い、坂本和一副総長・立命館アジア太平洋大学長のご発声で高らかに乾杯、懇談に入った。和やかな懇談の最後は、平井英嗣管理課長(アメフト部監督)のリードにより全員で応援歌を斉唱しお開きとなった。 | |
|