10月15日(日)、写真研究会OB会では恒例のカメラハイクを「ならまちと角きり・古都探訪」と題して好天に恵まれた奈良市で行いました。参加者は24名でした。 まず猿沢の池畔で記念撮影を行ったのち「ならまち」へ。江戸時代から明治にかけての町屋の面影を今に伝え、旧家も多く残る落ち着いた風情のあるまちなみのあちこちを探訪、被写体を求めて歩きました。午後には、古都奈良の秋を彩る「鹿の角きり」を撮影しました。発情期の鹿が人を傷つけないよう、奈良奉行の命で1600年代から始まった行事で「人と鹿と共生するための古人の知恵」は毎年この季節に行われています。黒法被の勢子(せこ)が雄鹿の角に縄をかけて数人で取り押さえ、神官がのこぎりで角を切る。勇壮な格闘技のような神事で、迫力のあるシーンが見られました。 1日だけの撮影で好作品が撮れたかどうかはわかりませんが、来年2月の写真展にはひょっとしたら出品するのがあるかも知れません。 【以上、原田明司氏(S31理)からのご報告】 ※写真研究会のHPはこちら | |
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