9月23日(祝)午後6時から、衣笠キャンパス以学館1号ホールにおいて、京都府と学校法人立命館の共催でインドネシア・ジョクジャカルタ復興支援ガムランコンサートが行われ、200名を超す参加者から138,232円の寄付が集まった。 会場入り口には読売新聞社のご協力で震災報道写真のパネル展示も行われ、参加者はその惨状に胸が痛む思いで美しいガムランを眺めつつ入場した。全体の司会は志垣教育文化事業部次長。 冒頭、ジョクジャカルタ特別区から今回の企画のために2人のダンサーを連れて来日したプリオ・ムスティコnusantara文化交流協会理事長が、ジョクジャカルタでの震災被害の状況をパワーポイントを使って紹介、中川真大阪市立大学大学院文学研究科教授がこれをサポートした。午後6時から行われたコンサートでは、主催者を代表した小石原範和京都府副知事、薬師寺公夫立命館副総長の挨拶に続いて、来賓のガトート・ハリ・グナワンインドネシア共和国在大阪総領事館副領事から参加者への深い感謝の気持ちを込めた祝辞を頂いた。なお開場には京都インドネシア友好協会会長の林田洋府会議員もご参加頂いて募金を頂いた。 コンサートでは、ガムラン演奏グループ、マルガサリのメンバーをはじめ関西在住のガムラン演奏関係者達約30名が出演。優雅で幻想的な調べにのせてジャワの伝統舞踊の第一人者によるステージが繰り広げられた。代表団の世話役としても日夜奮闘された日本人ダンサー佐久間さんと昨年に引き続きジョクジャカルタから来日されたダンサーの息をのむ力強い演技、優美な女性のダンスで開場はジョクジャカルタ支援の温かい思いでひとつになった。コンサート終了後は、関係者が集まり、大変厳しい日程で遠路かつ自弁で来日されたジョクジャカルタ関係者を囲んで食事会を行い、立命館を中心にガムラン演奏家のサークルをつくろうとの声が上がった。 今回のコンサートは、京都府知事直轄組織国際課の内藤課長、山口主幹を始めとする府職員関係者と立命館教育文化事業部(企画課・事業課・校友父母課)が担当、さらにガムランの搬入・搬出で準硬式野球部の学生達が協力した。翌24日(日)には同じく以学館1号ホールで産業社会学部出身の中国古筝奏者伍芳のデビュー10周年記念コンサートが行われるが、阪神大震災で姉を失った彼女からは、会場でジョクジャカルタ支援のアピールを行いさらに支援金を集める協力をしたいとの申し出があった。 | |
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