9月17日(日)午後1時30分、松江市の「サンラポーむらくも」で島根県校友会が年次総会を開催、3連休の中日で台風が接近中にもかかわらず県内各地からほぼ例年通りの参加者30名が集まり、懇親を深めた。全体を通じての司会は、植田道雄氏(S47営:県立情報科学高校教諭)。参加者最年長の石橋正吉氏(S33経:石橋呉服店代表取締役社長)の開会の辞に続いて全員で校歌を斉唱、坂根勝会長(S37理:山陰水道工業代表取締役社長)の会長挨拶に続いて総会議事を行った。議事では事業報告、決算報告、監査報告、事業計画、予算案といった通常議題に加え、今回も駅伝支援についての特別会計予算が組まれ、近県校友会からの代表派遣も要請しようと男子陸上競技部へ対する熱い期待が日野雅之事務局長(S44文)や次回県総会を運営する出雲支部の海田孝雄氏(S44営)から語られた。大学を代表して近況報告を行ったのは松江が初めてという田中照純経営学部長、また校友会本部を代表して母校支援を訴えたのは渡辺三彦財務委員長。共に美しい風景に伝統的な文化が薫る松江の町についての感動と70万県民の各界で奮闘する校友への感謝と連帯を呼びかけた。今回の特別講演会は、広島県境の初代邑南町長として住民総参加の町づくりをすすめる石橋良治氏(S46産)。東京モノレールを経営する会社でのサラリーマン生活から帰郷、町議、県議2期を経て、敢えて行政の執行に責任をもちたいと町長となった経緯、立命館大学政策科学部の学生の観光や特産品についての調査結果を生かした産学民共同の交流施策などについて「地方首長の苦悩-それでも未来を信じて-」と題して熱気あふれる講演を行った。会場を移した懇親会は、石橋正吉氏のご発声で直ちに乾杯を行い、志垣校友会本部事務局長の朱雀新キャンパス紹介、校友会活動報告に続いて各参加者の近況報告等が行われた。 <町民個々が自助、自律の心をもって主体的な暮らしづくり、人権尊重、互助のコミュニティづくりをと語る石橋良治邑南町長> | |
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