9月2日(土)、午後4時30分から広島県校友会がリーガロイヤルホテル広島で年次総会を開催し約200名が参加した。総会、講演会、懇親会の3部構成で進められ、講演会までの司会は田中武士氏(S63経済)が担当した。校歌斉唱に続いて伊藤利彦会長(S37法)が準備にあたった事務局と多数参集した出席者への感謝、県内各グループの活発な活動紹介などを交えて挨拶された。続いて来賓が紹介され、代表挨拶として小木裕文国際関係学部長が新学部設置や国際協力への取り組み、現役生の活躍など学園の近況を紹介し、激しい競争下で新たな展開に臨む学園への一層の支援・協力を要請された。そして祝電披露を経て総会議事に移り、前年度活動報告(田中氏)、同会計報告(国吉真理子氏:S50文)、監査報告(西山平三良氏:S31理工)、次年度予算案、役員の一部交代(田中氏)がそれぞれ説明され拍手で承認された。事務局長には市村章氏(S40法)に代わって飛松克周氏(S43文)が就任した。以上で第1部総会を終了し第2部講演会が行なわれた。講師には現在、NHKラジオセンター長としてご活躍の川端義明氏(S50法)をお迎えし「公共放送NHKの中にいて」をテーマに、室蘭放送局から始まったご自身の体験、キャスターとしてそして沖縄放送局長として経験された現場と管理側両面での苦労話、民放と変わらぬ競争的側面と公共放送としての責務、あり方等について語られ、出席者の大きな関心が寄せられた。休憩を挟んで第3部懇親会に移り、司会は川端氏のRBCの後輩で中国放送アナウンサーとして活躍中の寺内優氏(S57経済)にバトンタッチした。清家邦敏校友会本部副会長・福岡県校友会長の来賓祝辞に続き乾杯発声。女性グループ「メッチェン広島」の22名が壇上にあがり、今春文学部を卒業した武内ともえさんが代表して乾杯の音頭をとった。歓談で盛り上がる中、東章山口県校友会長、川上好機広島県東部校友会副会長、名主川久仁本部事務局長代理の祝辞、Rits広島ゴルフ同好会の榊原勝美代表(S35法)のスピーチ等が行なわれ、また、19年前に朝日新聞阪神支局で凶弾に倒れた小尻知博氏(当時29歳。呉市出身:S56法)と同期の上原乙津美さん(S56法)が在学当時の思い出を語りあらためて哀悼の意を表した。そして懐かしさや悲しみなど様々な想いが詰まった懇親会場にサプライズなゲストが登場した。広島市民球場でのデーゲームを終えた古田敦也選手兼任監督がユニフォーム姿で駆けつけた。盛り上がる会場はさらにヒートアップし、大半がカープファンの出席校友もこの時ばかりは「古田ファン」。古田氏は校友からの日頃の励ましに謝辞を述べ、場内からは(ひいきチームとは別に)声援と国吉氏から花束が贈られた。古田氏の登場は当日のゲーム開催の情報を得た県校友会がヤクルト球団等に熱心に掛け合い実現した。このほかジャンケン大会、寮歌斉唱等で盛り上がる一方の懇親会も終盤を迎え、お馴染み上野康史氏(S57理工)、上中英達氏(H7産業社会)の応援団OB先輩・後輩コンビのリードで校歌、応援歌を熱唱。新宅雅幸副会長(S18経済)の中締めで閉会した。 | |
|