立命館大学は、2008年4月、びわこ・くさつキャンパス(BKC)に「生命科学部」および「薬学部」を設置する準備を進めることとなりました(学部・学科名称はいずれも仮称)。
「21世紀は生命科学の世紀」と言われる中で、生命科学を基盤とした科学技術が社会や生活に深く浸透するとともに、研究活動の高度化によって新たな視点から人間の健康や生命に関わる未解決の問題を解明する状況が生まれています。人類は多様な知的活動や産業活動を通じて便利で豊かな社会を築いてきましたが、健康・医療問題、生物資源問題や環境問題など、新しい諸課題を派生させてきました。このような生命科学分野を巡る社会的・学問的な動向に対して積極的に応えるため、生命科学部・薬学部の設置によって「人間を含む生物が営む生命現象の解明」や「ヒトの生命・健康の探求」を通じて、「人類の幸福」や「自然と調和した持続可能で豊かな社会」の実現に貢献することを目指すものです。生命科学部は280名(生命医科学科60名、応用化学科80名 、生物工学科80名、生命情報学科60名)また、薬学部は、100名 (薬学科のみ)で2008年4月にBKCでの開設を目指します。