立命館大学と大日本スクリーン製造株式会社(本社・京都市)は、ロボット技術開発に関する共同プロジェクトを開始した。プロジェクトは今月1日、包括的な産学連携の取り組みを目的に合意、発足した。これに伴い、大日本スクリーンは立命館大の理工学部や情報理工学部があるBKCキャンパス内に専用の研究拠点を新設。3人の技術者が常駐し、大学の研究者とともに、ロボット工学の主要研究分野の中でも技術的課題が多いとされている「センシング技術」について研究している。このプロジェクトを通じて、立命館大は企業の技術者が常駐して共同研究する新しい形の産学連携に取り組みや、ロボット技術の実用化の加速を目指し、大日本スクリーンは研究成果の自社製品への応用展開を視野に入れている。プロジェクトの期間は3年間で、水中の鮮明な撮影ができる「水中探査ロボット」の研究、開発などに取り組んでいく。 |