12月1日(木)から衣笠キャンパス、立命館大学国際平和ミュージアム(中野記念ホール)で「『若人の広場』旧蔵・戦没動員学徒遺品展」(主催:立命館大学国際平和ミュージアム、後援:兵庫県、南あわじ市、京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、NHK京都放送局、KBS京都、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞大阪本社、京都新聞社、中日新聞社)が始まりました。9時30分からは、ご遺族、ご学友、兵庫県、南あわじ市関係者ら約30人が出席して会式典が行われ、関係者閲覧会の後、昼食懇談会が行われました。 懇談のなかでは、各地からの協力を得て淡路島の南あわじ市(旧南淡町)に開館した「若人の広場」が阪神大震災で致命的な被害を受け、展示品が雨ざらしの状況となっていたことを受け、立命館大学国際平和ミュージアムがそれを受け入れ、資料を整理し直し、保管・公開してくれたことへの感謝が自らの戦争体験などと共に語られ、今後何らかの形で現地「若人の広場」の再開を目指すという決意が示されました。 「若人の広場」関係資料の特徴は、16歳以下の勤労動員された生徒達が、その現場でいたいけな命を失ったという事実をその日まで生きた証として示している資料が多いことであり、戦争が大学のみならず中等学校までを戦争に動員していった痛ましい事実を目の当たりに示していることです。 12月11日(日)午後1時30分からは、衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームで「勤労動員と学徒の被害を考える」と題し、愛知県史調査執筆委員佐藤明夫氏、豊川市桜ヶ丘ミュージアム学芸員平松弘孝氏、広島平和祈念資料館学芸員勝部知恵氏による記念講演会が開催されます(入場無料)。 | |
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