11月23日(日)午後2時から、京都駅前「タワーホテル」において、第25回衣笠寮寮友会が開催された。この会は、学生時代に「衣笠寮」で"同じ釜の飯を喰った"寮生で組織され、理工学部のOBが中心になっている。時代の趨勢で寮がなくなり後輩が増えることはないが、学生時代に培った絆は強く、ファミリー的な友情で結ばれている。毎年、京都(本部)と東京(地区)で会合がもたれ、京都では「勤労感謝の日」に、舎監であった故畠山直隆理工学部教授の墓参をした後に開催されている。今年の参加者は11名と例年になく少なかったが東京、愛知、岡山からの参加があった。 総会は、西本安範氏(S40土木)の司会で進行。入江稔会長(S32機械)の挨拶、物故者への黙祷。来賓の市川靖校友会事務局長代理の学園・校友会への支援協力に対する謝辞、大学の近況の説明の後、入江会長および西本氏から、活動報告、会計報告、役員体制等を提案、全員の拍手で承認して総会を終了。続いて、森宏猷氏(S38機械)が「私の歩んだ道」と題して、自らの半生を振り返りながら、幼児期から大学時代、企業への就職と転職、教員生活と雲水修行、「實相寺」(西尾市の名刹)住職の継承、県文化財(建物・仏像・仏画)の維持保存の経験を通して会得された人生訓について講話があった。 懇親会は、田中健明氏(S36土木)の乾杯の発声で始まり、出席者全員が自己紹介と現況を報告しながら談笑、顔が赤くなるにつれ寮生時代にタイムスリップして、畠山先生や寮母の西谷春枝さんの話、入寮面接やアルバイトなど話題は広がるばかり。少人数ながら活気のある声が会場に響きわたり秋の夜長は更けていった。最後に、全員が肩を組み寮歌と校歌を高らかに歌い、二次会の「新都ホテル」へ移動、新幹線の時間をみながら、再会を期して三々五々帰路についた。 | |
|