2月28日(木)午後1時30分から、衣笠キャンパス、アカデメイア立命21「中野記念ホール」で京都歴史回廊協議会が歴史回廊文化塾アカデミック講義「歴史回廊ふしぎ発見!」を開催、近隣住民を中心に近畿各地からの参加者約170名が洛西地域のグローバルな歴史をクイズ形式で学ぶ新たな学びの空間を楽しみました(京都市、京都市教育委員会ご後援)。大槻隆彦京都歴史回廊協議会会長の開会挨拶に続いて現代GP京都歴史回廊プログラムを運営する立命館大学文学部から、杉橋隆夫教授(日本史学専攻)の導入講義、本郷真紹立命館副総長(日本史学専攻)の特別講義が行われ、平安京遷都以前から大陸との交通・物流の基幹ルートとして多くの渡来人が居住し栄えていた洛西地域のグローバルな歴史が紹介されました。続いて登場したミステリーティーチャー瀧本和成教授(日本文学専攻)、三枝暁子講師(総合プログラム)が「渡仏して帰国の途にあった島崎藤村が神戸で下船し京都に直行した理由は何か?」など歴史回廊にまつわるクイズを発題。参加者は3択で回答を選び自分の見解を延べるという形式で、楽しみながら共に学ぶ空間を楽しみました。総合司会は、志垣陽教育文化事業部次長。この後、「マキノ映画」に関わる特別企画展示を行う国際平和ミュージアムを兼清順子学芸員の解説で、また「立命館大学クラッシックギター部」の特別演奏が行われている堂本印象美術館を山田由希代学芸員の解説で見学しました。会場には、伊藤則男衣笠キャンパス事務局長を始めとする地域連携担当スタッフの協力で近隣町内会関係者ら多数が参加されました。また高畑友造鷹峯の歴史を語る会会長、河田久章日本かるた院本院参与、立木哲生京都青年会議所副理事長、岡本光弘京都文化少年団団長、一色逸雄等持院檀家総代ら各界の参加者多数を含め、午後5時からは懇親交流会が行われました。学生、教職員、地域住民、文化団体が歴史とくらしに根ざし、地に付いた学びをアカデミックに共有する「歴史回廊」のとりくみは「立命館京都学」のひとつの方向性を指し示しています。 | |
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