10月29日(土)立命館慶祥中学校高等学校同窓会が、札幌パークホテルで創立70周年記念講演会・祝賀会を開催した(参加者数約600名)。同校は、校友の故足羽慶保先生により1935(昭和10)年、札幌市の細川侯爵別邸を仮校舎に札幌高等計理学校として創設、以来、札幌高等経理学校、札幌興北商業学校、札幌興北商業中学校、札幌経済高等学校と名称変更しつつ歴史を重ね、1995(平7)年に法人合併で立命館大学慶祥高等学校として新たに発足、1997(平9)年に現在の札幌キャンパスに移転、2000(平12)年に中学校を併設して現在に至っており、この間の卒業生は12,641名に上る。 午後4時から行われた記念講演会には、新宮薫記念祝賀会実行委員の挨拶に続いて、ジャーナリスト筑紫哲也氏が登場。本学客員教授福岡政行氏の紹介を受けて「これからの日本と若者に期待するもの」と題し、筑紫さんらしい静かな語り口調で言葉の大切さに込めた熱い思いと共に日頃の思いを語られた。とりわけ「一般法規は我々を縛るが、憲法は権力に制約を与えるものであり、国家国民の国づくりへのパッションが格調高く凝縮されたものでなければならない」という言葉には参加者一同が深い共感を覚えた。 祝賀会では冒頭、物故校友に黙祷を行い、岡田隆道副会長の開会のことばに続いて上田昭政同窓会長が立命館ファミリーの一員として同窓会が母校の発展のために結束することの重要性にふれて主催者挨拶。続いて来賓を代表して川本八郎学校法人立命館理事長、中川祐夫立命館中学校高等学校同窓会清和会副会長、西脇終立命館慶祥中学校高等学校校長からそれぞれ祝辞が述べられた。祝杯の発声は、法人合併以後8ヵ年にわたって初代の校長を務めた高杉巴彦総務担当常務理事。同校の発展と同窓会70周年を祝い高らかに杯を掲げた。なお校友会本部からは志垣陽事務局長が出席した。アトラクションにはアイヌ・アート・プロジェクトが登場。また高嶋正一さんによる会場インタビュー、さらに江差から参加して頂いた香澄さんの追分などで大いに盛り上がり、和やかな歓談が続いた。北海道方式宴会の閉めの乾杯は、法人合併では兄貴分の立命館宇治中学校高等学校同窓会鳳凰会の出雲武彦副会長。同窓会活動では慶祥高校に学び共に立命館ファミリーの結束のために奮闘したいと決意を込めた連帯の祝辞が述べられ参加者全員で再度乾杯。竹内彪立命館中学校高等学校同窓会副会長による閉会のことばで散会した。 | |
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