1月30日(水)に日本僑報社・日中交流研究所主催で開催された「第三回日本人の中国語作文コンクール」(中国大使館・人民日報社人民網等後援、「2007日中文化・スポーツ交流年」認定事業)の受賞者が発表され、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所職員で校友の久保裕之さん(S62法)が社会人の部で最優秀賞(中国大使賞)に選ばれました。このコンクールは日本と中国の相互理解をより深めるために開催されているものです。
今回、国内外から総計74の応募があり、久保さんは「奥運応有中国特色的文字標示(オリンピックでは中国の特色をもつ文字表記を)」をテーマに、具体的でかつ実現可能な提言をしたことが高く評価されました。作文では、北京オリンピックでは 一、案内図に漢字を多用し、字源解説を掲示する。二、入場行進は、中国語の国名による画数順とする。三、プラカードには中国語・英語の他に選手の自国の言葉も併記すること等により、中国が独自の文化と価値観を有することをアピールすると同時に、世界にも多くの価値観があり、あらゆる国・地域がそれぞれの価値観を尊重すべきだと提唱、世界の調和の前提となる相互理解と尊重の契機になりうると提言されました。
表彰式は3月28日(金)に東京で行われ、コンクールの優秀作品集(中日対訳版)は日本僑報社から3月下旬に刊行される予定です。
※第三回日本人の中国語作文コンクール受賞者一覧