8月24日(水)、衣笠キャンパスの創思館カンファレンスルームで「ドイツ社会保障制度歴史展」の記念式典と記念フォーラムが開催されました。午後2時からの記念式典では、クラウス・テオ・シュレーダー氏(ドイツ連邦共和国保健社会保障省事務次官)、カール・ヴォカレック氏(ドイツ連邦共和国総領事)、薬師寺公夫副学長がそれぞれ挨拶を行ない、来賓の中澤一隆氏(厚生労働省大臣官房国際企画室長)からも挨拶をいただきました。続いて「21世紀・社会保障の歩むべき道」をテーマに記念フォーラムが行なわれ、シュレーダー氏の基調講演「ドイツにおける社会保障構造改革の現状と課題」では、ドイツの社会保障制度の歴史と現状が詳しく述べられ、その後、コメンテーターの山本忠教授(立命館大学)、布川日佐史教授(静岡大学)、木下秀雄教授(大阪市立大学)が日本とドイツの社会保障制度の違い、日独比較をした内容を年代を追って説明されました。日本と同様に少子高齢化のドイツにおいて、いかにして社会保障を充実させていく工夫をしているか、といった大変興味深い内容で、会場からの質疑応答も予定の時間を大幅に超えて盛り上がるなど貴重な講演となりました。 | |
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