長崎市は、今日60回目の原爆記念日を迎えました。広島・長崎が被爆して60年、1955年に原水爆禁止世界大会が始まって50年を数えます。既に被爆を自らの体験として語れる人々は少なくなり、高校生たちがそれを語り継ぐ取り組みを始めようとしています。
「大学は、それぞれに平和な社会の構築と人類の福祉を自己の目標としなければならない」ものです。
未だに被災者の正確な数さえ判明せず、復興の見通しさえたたない地域が広がっている「インド洋大津波」のように、現代社会には、この美しい、しかし限られた地球で世界各国の人々が平和で安全に暮らして行くために取り組まなければならないことが山積しています。世界中の大学には、その求められている役割に誠実に向き合うことが求められています。核兵器廃絶のための努力はとても基本的な課題です。
立命館大学国際平和ミュージアムは、夏休み中も通常開館しています。是非この機会に足を運んでみて下さい。今年の夏は、平和な社会をつくるために「見て、考えるミュージアム」としてのリニューアルを記念し、世界中どこから来られても小中学生は無料、また同じ人数までの引率の方も無料です。