6月25日(日)、東京明治神宮至誠館で第18回全国大学弓道選抜大会が開催され、立命館大学弓道部が、女子団体競技で悲願の初優勝を飾るとともに、試合と並行して行われた伝統武道としての弓道技術を審査する射道評価点でも全大学中1位を記録し射道優秀賞を受賞、日本学生界における最高位の賞を同時受賞し完全試合を達成した。 全国大学選抜は全国各地区から前年度の戦績上位から選抜された男子51大学、女子45大学で覇を争う大会。試合は男女の各団体戦(男子5人1チーム、女子3人1チーム)で予選を戦い、予選上位16校が決勝トーナメントに進む形式。 昨年同大会準優勝とあと一歩及ばなかった女子団体は、結果として昨年とメンバーは変わらない布陣でリベンジに臨んだ。 予選(1人4射3人立計12射)は10中で11中の慶応義塾、京都橘に続き3位通過となり、決勝トーナメント(1人2射3人立計6射)に進出。 決勝トーナメントの初戦は、東海地区王者の愛知大学であったが、本学が6対2と圧倒。本年度関西王者の貫禄をみせつけた格好となった。続く2回戦では東京地区強豪の慶応義塾と対戦。東西伝統校同士の対戦は両者互いに大きな重圧がかかる中、3対3と引分け再試合。再試合(1人1射3人立計3射)の結果、本学は2対1と辛勝した。 準決勝戦はこの大会好調の専修大学との対戦となり、6対6(全員全数的中)で再試合にもつれ込む展開に。再試合では2対1と粘る専修大学を振り切った。 2年連続で臨むこととなった決勝戦の相手は、東京地区最高位の日本大学。互いの誇りをかけて負けられない一戦は、6対6(全員全数的中)で、3試合連続での再試合に突入。両校の高い技術レベルと気迫につつまれた会場観衆が、選手の一挙手一投足を固唾をのんで見守る中、2対1で最後まで動じなかった本学に軍配があがり、感涙の初優勝となった。 (桑野同部コーチからのご報告に基づく記事) | |
|