11月28日(日)午前10時20分から、澄み渡った青空のもと大本山妙心寺と妙心寺北門の京料理「萬長」において、第2回「会報りつめい読者の会」を開催した。参加者は、昭和23年卒の大先輩から今年度院修了生までの多彩なメンバーに広報委員会および本部事務局の約30名となったが、参加者のなかには青山学院ご出身でさらに最近社会人として本学文学部大学院に学ばれた今井孝子さん(H15院文)のような方もあり、単に卒業・修了年度では判別できない近年の校友の年齢構成を反映するメンバー構成となった。また、今回の若手参加者には卒業後もキャリアアドバイザーとして後輩の就職支援に協力して頂いている方々や各地の校友会でご活躍の方の姿も目立った。妙心寺大方丈に集合した参加者は、始めに尾崎敬則広報委員長から歓迎のご挨拶を受け、今回特別に山内をご案内頂く退蔵院の松山ご住職から花園天皇の離宮造営に始まる大本山妙心寺の歴史と現在約3500寺で構成される妙心寺派全体のご説明を頂いた。このあとご住職のご案内で関山慧玄によって離宮を禅刹と改め正法山妙心寺とした開山の地、玉鳳禅宮及び開山堂内部を拝観、さらに狩野探幽の手による龍の天井画で知られる法堂などを拝観した。妙心寺は、現在も龍安寺をはじめ約40もの塔頭をもつ京都最大規模の寺院。その南北総門の間は、JR花園駅から衣笠キャンパスにいたる立命館大学生の通学路ともなっている。紅葉に彩られた山内を衣笠山を正面に見て北総門を出るとすぐ左手に校友石谷彰男さんが3代目ご主人として腕をふるう「萬長」があり、兼好法師の草庵がおかれた双ケ岡を望みつつ、参加者はここで昼食の「つれづれ弁当」を頂いた。懇談のはじめに会報「りつめい」の企画・編集・発行の流れや広報委員会の活動について、写真担当の小幡豊広報委員、本部事務局編集担当の寺田直子職員から報告を受け、参加者全員から会報についてのご意見ご希望をうかがった。 さらに調理の合間をぬってご主人の石谷さんから「文化としての京料理」と現在学園(教育研究事業部主管)と協力しつつ発足を目指している「京都歴史回廊」の取り組みについてご報告頂き、散会した。なお、「京都歴史回廊協議会」の発足総会・イベントは12月11日(土)午後2時から、上七軒の舞妓・芸妓衆、住吉大伴神社氏子の子供達による和太鼓、立命館大学能楽部の出演を得て衣笠キャンパス以学館2号ホールで行われる(入場無料)。 | |
|