5月24日(火)午後3時から衣笠キャンパス末川記念会館1階大ホールで「白川静記念東洋文字文化研究所」の開所式が行なわれました。研究所は昨年文化勲章を受章された白川先生がその研究の一層の高度化と普及を願い設立趣意書と資金を学園に提供されこの日の開所を迎えました。開所式は清水凱夫文学部教授の司会で長田豊臣研究所長・立命館総長、名誉研究所長の白川静先生、木村一信副研究所長・文学部長、高杉巴彦副研究所長・総務担当常務理事がそれぞれ挨拶し、長田総長は研究所設置の意義を、木村文学部長、高杉常務理事は研究推進やシンポジウム開催など研究所を起点とした取り組みの展開について述べられました。そして白川先生はご挨拶の中で、昨今の国語力の低下、言葉の乱れを憂うとともに、文字研究を通じて言語文化を整え漢字文化を共有するアジア、そして世界の平和にもつなげていきたいと語られ、その熱意と意欲は衰えることなくますますの健在ぶりでした。 | |
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