5月19日(金)読売新聞社と国際関係学部が主催する「自治体外交の挑戦-市町村長・わがまちの国際戦略を語る」(国際関係学部特殊講義)に松江市長松浦正敬氏が登場、約200名の学生を前に松江市の魅力を語った。松江市は、美しい宍道湖の夕景に象徴される水の都、街には堀川が縦横に走り、江戸期の風情が溢れている。また不味流の茶道などに象徴される高い文化が日常生活に溶け込んだまちであり、かの小泉八雲が愛し続けたことであまりにも有名。現在は人口約20万人。鳥取市と並ぶ山陰の中核都市としてくらしと観光を調和させたまちづくりを進めている。やや無骨でありながらバランスのとれた破風が美しい松江のシンボル、松江城を中心とした一帯は、観光の顔であるが、ここでは観光遊覧船が通る家の裏手側をプランターの花で飾るという誰かが始めた行為が静かに広がっているという。私的な空間をまちの共有財産として市民が認識しはじめたことの表れとのこと。 今回の講義は、島根県校友会の坂根勝会長のご尽力によって実現したもの。坂根会長は、松江を愛し、地域の特性を活かしたまちづくりを進める松浦市長の施策を高く評価し、是非母校立命館での講義をお願いしたいと申し出られ、当日は空港まで市長を見送られたとのこと。最近、これまでにもまして各地の校友が母校の発展のため様々なかたちの援助活動をこころみている。あらためて心から感謝したい。 写真は龍安寺で、左から奥田前学部長、松浦松江市長、 コーディネイターの楠本利夫講師、杉谷松江市秘書係長 | |
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