5月21日(土)午後2時から、衣笠キャンパス以学館2号ホールにおいて、立命館大学「大学行政・研修センター」が開設記念シンポジウムを開催、全国各地から大学職員問題を考える教職員、大学職員を目指す学生たち約550人が集い、熱気あふれる講演・シンポジウムが行われた。冒頭、川本八郎立命館理事長・研修センター長が「大学職員のすすめ」と題し、国公立大学を含めた新たな大学間競争のなかで、大学運営に恒常的な責任をもつ職員力量の組織的強化は緊要の課題であり、幅広い一般教養をもった職員が具体的な教育実践としての大学創造を進める自覚とそのための生きた力量を身につけなければならないと基調講演を行った。引き続き伊藤昇副センター長・専任研究員がセンターの設立趣旨と事業計画について報告を行い、あわせて受講生2名が具体的な研究・研修テーマを披露した。休憩を挟んだパネルディスカッションでは、金子元久東京大学大学院教育学研究科教授、本間政雄京都大学理事・副学長、吉武博通筑波大学学長特別補佐・大学院ビジネス科学研究科教授、伊藤昭専任研究員が近森節子専任研究員のコーディネイトで「21世紀の大学職員像」と題して熱気あふれる論議を展開した。終了後は懇親・交流会も行われ、大学改革の担い手として期待される職員の役割(ヴィジョンや戦略をもち、財務やマーッティングの知識を学び、大学改革をめぐる情報や知識を集約し分析する能力をもった一般的教養人として大学経営に主体的に関わる職員としての成長)について互いの自覚を高め幅広い情報交換が行われた。 | |
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