10月23日(土)午後5時から仙台市の「エクセル東急ホテル」で宮城県校友会が年次総会を開催した。始めに創設以来会長職を務められ今年3月急逝された逸見英夫前会長(S31法)に黙祷をささげ、続いて土木工学科ご出身の阿部直氏(S37理)の講演会「江戸中期仙台藩用水路『幻の伏越』」を開催。享保年間に広瀬川をサイフォンの原理で潜り、水田を潤す用水となる筈で計画されながら測量法や水圧計算の未熟さから失敗に終わった伏越(トンネル)が実測にもとづき紹介された。引き続き、相原晋氏(S45営)の進行で総会に入り、阪享子会長代理(S40文)が経過報告を含め開会挨拶。続いて大沼久明事務局担当幹事(S37法)から会務報告が行われた。この後一時休憩に入り役員選考委員会を開催。下村本部泰雄氏(S36理)を会長とする新役員体制が提案され全員一致で承認された。会場を移した懇親会では、冒頭下村新会長が「皆が楽しく集える校友会活動の基本を大切に年齢構成や職場の状況を考慮しながら後継者の育成を進めていきたい」とご挨拶。来賓として参加した安田祐造立命館館友・校友会本部財務委員長が学園近況を報告。阿部氏のご発声で高らかに乾杯、懇親に入った。懇親開始直後には共に能楽部出身で笹かまぼこ「ささ圭」を経営する佐々木圭亮(S50産)、靖子(S51文)ご夫妻が謡曲「海士」玉ノ段を披露、参加者の大喝采を浴びた。さらに志垣陽校友会事務局長、木村輝美秋田県校友会幹事長が近況報告、祝辞を述べ、初参加者の自己紹介などが行われた。なお懇親会の司会は、仙台二高の渡辺重夫(S63文)氏が担当。最後に佐々木圭亮氏、山口勇夫氏(H4産)両氏のリードで校歌を斉唱。佐々木靖子新副会長が、母校の発展に対応して校友の活躍の場がひろがり、大きなネットワークを形成しつつあることに確信をもち皆が参加できる幅広い企画を準備して楽しい校友会づくりを進めていきたいとご挨拶。二次会や翌日のゴルフの案内を行って中締めとなった(参加者約40名)。 | |
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