校友でプロ野球ヤクルトスワローズの古田敦也選手(S63営)が、4月24日(月)松山中央公園野球場(通称:坊ちゃんスタジアム)で行われたヤクルト対広島5回戦の6回に、大竹寛投手から3塁線を破る2塁打を放ち、史上32人目の通算2000本安打を達成しました。古田選手は1984年に本学に入学。当時の中尾卓一監督から、「鉄砲肩」と呼ばれる強肩とインサイドワークを評価され、大学2回生の春季リーグ戦から正捕手として活躍。その間関西学生リーグ優勝2回、ベストナインにも4回選ばれ、4回生時には主将としてチームを牽引し、現在メジャーリーガーとして活躍中の長谷川滋利投手(H3営)の育成も務めました。大学卒業時のドラフトでは指名が確実視されながらも指名されず、大きな挫折を経験したものの、それを乗り越え、社会人野球のトヨタ自動車に就職後は、2年間都市対抗野球やソウル五輪など、アマチュア野球のトップレベルの世界で攻守にわたって活躍しました。そして、89年秋のドラフトでヤクルトスワローズに2位指名され、終に念願のプロ入りを果たしました。プロ入り後は、当時の野村克也監督の掲げるID野球の申し子として入団1年目から正捕手の座を獲得。2年目にセ・リーグ首位打者に輝いたのをはじめ、セ・リーグと日本シリーズで2度MVPに選ばれたほか、ベストナイン9度、ゴールデングラブ賞を10度受賞し、その間5度のリーグ優勝、4度の日本シリーズ制覇の立役者として大活躍してきました。また、昨年はプロ野球選手会長として、ファンを重視した球界改革に奔走。球場内外で素晴らしいリーダーシップを発揮しました。
捕手で2000本安打を達成したのは史上2人目。大学・社会人を経て球界入りした選手では初めての偉業達成とのこと。様々な挫折を乗り越え、大記録を達成し、また新たな偉業に向けて走り続ける、誇り高き「立命人」古田敦也選手に、大きな拍手とご声援をお送りください。