10月16日(土)午後1時から、BKC(びわこ・くさつキャンパス)ローム記念館大会議室で立命館大学建設会が年次総会を開催した。樫原勇氏(S41卒)の司会で行われた総会では、田中伊三雄会長が開会挨拶。続いて川村貞夫BKC担当副総長から祝辞を頂いた。議事は、平澤宏氏(S37卒)を議長に行われ、早川清幹事長の事業報告、市木敦之財務担当幹事の会計報告、千畑敏造会計監査(S29卒)の監査報告、さらに吉川征史氏(S42卒)を新会長とする役員体制、事業計画等を承認。福井県衣笠会の山本隆治氏(S29卒)、和歌山県支部の平田正彦氏(S49卒)、京都支部の安田勝美氏(S33卒)からの活動報告を受けて終了した。 このあとこの春から客員教授にご就任頂いた竹村公太郎氏を講師に特別講演会「日本文明を支える社会資本整備-100年後の未来に備えて-」を開催した(司会は、建山和由氏)。竹山先生は、気温上昇によって亜熱帯化した100年後の日本では、気候が凶暴化して不安定になり、雪という自然のダムが消滅し雨水は3日で海に還り、海面が上昇する。世界の人口が爆発的に増大する一方で日本は人口が減少し穀物の争奪戦が厳しくなる。さらに世界の資源自体が枯渇していくことも見込まれている。日本はわずか10%の国土に5割の人口と7割5分の資産が集中、また世界の0.3%の国土に10%の活火山、さらに大地震の2割が集中する条件におかれている。今こそ100年後を見据えた日本文明の生き残り策を考慮し、国土の安全、交流軸の確立、食料受給の確保、循環型エネルギーの確保の面から社会資本整備を進めていかなければならないと強く指摘された。 会場をリンクスクエアに移した懇親会は、田中忠司氏(S45卒)の司会。吉川新会長の挨拶に続いて、高倉秀行理工学部長、浅賀博校友会本部副会長から祝辞が述べられ松井實顧問(S19卒)のご発声で乾杯し歓談に入った。懇親半ばに校友会事務局(志垣教育研究事業部次長)から、30日に予定される「校友大会」の案内が行われ、最後に校歌、応援歌を斉唱し、下岡吉治副会長(S33卒)の万歳三唱、中川洋一副会長の閉会の辞でお開きとなった(出席者約150名)。 | |
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