月27日(月)午後3時から、京都・北大路キャンパスの立命館小学校体育館で立命館小学校の開校式典が開催された。多数のご来賓、ご父兄の出席を得た式典は、司会の荒木貴之教頭が開式を告げると、立命館大学メンネルコールのリードによる校歌斉唱で始まった。そして長田豊臣総長、後藤文男学校長の挨拶、登壇者紹介と続き、ご来賓を代表して国立科学博物館館長・前文化庁長官・立命館小学校こども顧問委員の佐々木正峰様、山田啓二京都府知事(代理佐村知子副知事)、桝本頼兼京都市長(代理:松井珍男子副市長:S37法)の各氏から祝辞を頂戴した。とくに松井副市長からは校友としての自らの感慨も込めた言葉もいただいた。また、後藤学校長、児童代表2名による「開校宣言」、各学年児童による「開校決意の言葉」が述べられ、「開校決意の言葉」では1年生(124名)、2年生(122名)、3年生(122名)それぞれが元気で意欲溢れる言葉を発表し、出席者から大きな拍手が贈られた。最後に川本八郎理事長が、小学校開校による学園教学の新たな展開に向けた決意と抱負、出席の方々や関係者への御礼を込めた謝辞を述べ閉式した。この後、午後6時からホテルグランヴィア京都で行われた開校記念祝賀会にも多数のご来賓、関係者が出席され、御礼や労い、期待を込めた挨拶等が交わされる中、盛大に執り行われた。 <立命館小学校開校宣言> わたしたちの住む地球は、二十一世紀の今日まで、数え切れない生き物が、脈々と生命をはぐくんできたかけがえのない星です。 わたしたち一人ひとりの生命は、過去のすべての生命とつながっています。だからこそ、わたしたちには未来に向けて生命をさらに輝かせていく使命があります。 今、わたしたちの地球は、岐路に立たされています。豊かさを願った人々の努力は、繁栄をもたらす一方で、環境をおびやかす結果を引き起こしています。 この美しくゆたかな地球の環境を守り、明るい未来を創り上げていくこと。これが、二十一世紀を生きるわたしたちに与えられた大切な仕事です。 さらに今、わたしたちは、かつてない国際化の時代を生きています。世界中の情報が瞬時に駆けめぐり、国と国との垣根はしだいに低くなっています。 自分の国のことを考えることは、同時に他の国のことを考えることでなければなりません。心から信頼し、互いに尊敬しあえる平和な世界を築いていくこと。これがわたしたちに求められる大切な仕事です。 立命館小学校は、こうした本当に大切な仕事に全力で取り組み、やがて社会のさまざまな分野で夢と希望を与えることのできる「新しい時代のリーダー」を育てるために、未来への高い志と希望を持って、2006年4月開校します。 ここに集う、児童と教職員は、五つの誓いを胸に、一人ひとりの生命が輝く学び舎にすることを宣言します。 誓い 一、わたしたちは、かけがえのない一人ひとりのいのち生命を大切にします。 一、わたしたちは、言葉を大切にし、心をみがいていきます。 一、わたしたちは、知りたいと言う気持ちを大切にし、あらゆることから学び続け ます。 一、わたしたちは、たくましく生きていくために必要な「根っこ」をきたえます。 一、わたしたちは、身につけた力を、進んで他の人に分かち伝えていきます。 2006年3月27日 | |
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