3月23日(木)午後2時から、大阪中ノ島公会堂で、木津川計教授の退職記念講演会が行われました。「立命館大阪オフィス講座」最終回として行われたこの講座は、冒頭薬師寺公夫副総長が大学を代表してご挨拶。続いて木津川計教授(「上方芸能」代表)が「都市格と人格-文化と教養の役割-」と題して講演されました。木津川教授は、「文化の都市では、人びとの幸せに科学が奉仕せねばならぬ」「文化の都市は人びとから貧困を一掃する。富んだ少数の○金と生活防衛に大童な豊かでない○ビの多数派に二分された都市を改造する」「文化と戦争は両立しない」「文化の都市は含羞都市である。なりふり構わないのでなく、構う羞じらいと慎みを心得ているのである」「都市が人間を変え、人間が都市を変える」と語り、「文化にルビをつけるとハニカミ(含羞)です(太宰治)と説かれました。引き続き、安齋育郎教授と「"グローカル時代"の生き方-人生を豊かに文化的・科学的生き方を考える-」と題する異文化縦横対談を行い、会場いっぱいに溢れる450名の参加者に深い感動を与えられました。 | |
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