本学出身の作家で文化功労者、立命館名誉館友第1号の水上勉(みずかみつとむ)さんが、9月8日(水)長野県の仕事場で肺炎のため死去されました。
水上さんは、福井県生まれ、相国寺の塔頭で徒弟となるため京都へ。本学文学部出身。1961年に禅寺体験をもとにした「雁の寺」で直木賞受賞。その後「五番町夕霧楼」「越前竹人形」「飢餓海峡」等を発表されました。芸術院会員。文化功労者。立命館名誉館友第1号。
なお、戦没画学生の遺作を展示する長野県上田市の「無言館」を主宰する作家、窪島誠一郎さんが成長後に再会した水上さんのご子息であることは知る人ぞ知る話。「立命館大学国際平和ミュージアム」内に「無言館コーナー」を開設した際には父子でテープカットして頂きました。心からご冥福を祈ります。